202.Sitti Navarro

〜フィリピンのDIVA 〜
Tattooed On My Mind   Sitti Navarro


2006年にデビューし、フィリピン国内にボサノヴァブームを巻き起こしたシンガーSitti Navarro(シッティ・ナヴァロ)。
シティ・ナヴァロとか単にSittiとも呼ばれ、主に英語で歌うがたまにタガログ語で歌う。

元々はテレビ司会者になりたかったみたいであるが、2004年にテレビのカラオケ番組に出演したのがキッカケとなりレコード会社と契約した。

2005年にフィリピン国立大学を卒業し、翌年早くもデビューアルバム《Café Bossa》をリリースした。
このデビューアルバムがヒットして、巷ではボサノヴァの女王とかボサノヴァ姫とか言われたりしている。

ボサノヴァといえば言わずと知れたブラジルが元祖。
彼女のはそのブラジルのボサノヴァではなくアジアン・ボサと勝手に呼んでいるシロモノ。

このアジアン・ボサは割と歌詞をはっきりと歌うのが特徴で、彼女に限らず東南アジア系のジャズ、ボサノヴァシンガーに共通していえることでもある。

醸し出す雰囲気も違っていて、ブラジルのようなアンニュイなカンジはなく、きれーなイージーリスニング風になるのが特徴。
その他、ボサノヴァだけでなくJazzやダンス系の音楽にも手を出すあたりは、アジアならではの何でも有系のノリ。

そんな彼女のサウンドは、アジア人なら誰もが聞き惚れるほどの美声の持ち主。
この声質はアジア最強といってもよく、日本においても同じで、一発で《NHKの歌のおネーさん》のオーディションに合格する声質である。

子供だけでなく、彼女の透明感と優しさが同居したようなハイトーンは、いろんな雑念を取り払ってくれ大人の癒し系にもピッタリ。

この曲は、2006年(22歳)のアルバム《Café Bossa》から。

ノルウェーのグループD'soundが1998年にリリースした曲のカバー。
曲調もアジアン・ボサ風にアレンジしてあって、彼女の歌声にベストマッチしている。

最初に聴いたときに、才媛過ぎるのか若すぎるのか、あまりにキッチリ、ハッキリ歌いすぎていて、欲をいえばもう少しまったり感がほしいと思っていたが、歳をとってくると勝手にそーなるのでその変化を楽しみなシンガーである。

[ジャンル:Bossa Nova,Jazz]

Café BossaCafé Bossa
(2007/02/20)
Sitti

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201.Ciara

〜USのDIVA 〜
Takin' Back My Love   Ciara


世界的に人気のDestiny's Childに憧れてシンガーになったCiara(シアラ)。

子供のころにテレビで見たDestiny's Childに影響を受け、歌のレッスンやソングライティングを始めた。
最初はHearsayというガールズグループに参加しデモテープを作ったが方向性が合わず脱退しソロ活動に転向。
2003年ハイスクールを卒業すると同時にレコード会社と契約した。

2005年のデビューアルバム《Goodies》がアメリカのみならず世界中でヒット。
翌年には映画デビューも果たし女優業にも進出。
アルバムも次々リリースし、若手R&Bシンガーの中では非常にホットな存在のひとり。

そんな彼女のサウンドは、とても控え目なR&B。
バックのサウンド自体は今風のR&Bであるが、声や歌い方に強いインパクトがあまりない。

R&Bのジャンルは強烈な個性の持ち主が多いだけに、逆にこのアクのなさは新鮮。
声質もフツーといえばフツーで、従来のR&Bとはなにやら路線の違いを感じさせる。

このアクのなさのせいか、曲もフィーチャリングが多い。
確かに彼女の特徴からすると、ソロで歌うよりはフィーチャものの方が良さが発揮できるかもしれない。

この曲は、Enrique Iglesiasの2008年(23歳)のアルバム《Greatest Hits》から。

Enrique Iglesiasはスペインの生んだ世界的シンガーJulio Iglesias(フリオ・イグレシアス)の息子。
彼のベスト盤の発売を記念?してフィーチャーしている。
アクの強い彼の歌い方と対照的に控えめな彼女の歌い方が印象的。

この曲はヨーロッパ向けにはドイツのSarah ConnorとかフランスのTyssemがお相手を務めているが、彼女が一番彼を引き立たせている。

[ジャンル:R&B]

Greatest HitsGreatest Hits
(2008/11/11)
Enrique Iglesias

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200.Chante Moore

〜USのDIVA 〜
Candlelight And You   Chante Moore


ティーンエイジャーのときにはモデルとして活躍したこともあるChante Moore(シャンテ・ムーア)。

幼い頃は父親が牧師だったので毎週教会へ行く生活で、音楽もゴスペル以外は聴くことを許されなかったらしい。
その後高校時代にはモデルやミュージカルに出演したりして、芸能界で生きていく決心をした。

たくさんのデモテープを製作してあちこちに売り込みに行き、それが人気シンガーEL DeBARGEの目にとまりシンガーとしての道を切り開いた。
その甲斐あって、1992年にリリースしたデビューアルバムがヒットして一躍スターに。

そんな彼女のサウンドは、一言でいえば《妖艶》。
小悪魔とは少しイメージが違い、もう少し大人っぽいカンジがする。
厳格な家庭で育ったせいか《清潔感》と《妖艶さ》とが同居するような奇妙な雰囲気を合わせ持つ。

歌い方も《抑揚》や《タメ》を多用するが、声質が黒人シンガーにありがちな太さが無いので少しもイヤミさを感じない。
曲調はしっとりバラード系が一番雰囲気に合っている。

この曲は、1992年(25歳)のアルバム《Precious》から。

Keith Washingtonとのデュエット曲。
彼女に言わせるとこの魅力的な歌い方は、幼いときから毎日歌っていた賜物(たまもの)らしい。
歳をとるにつれて落ち着きが加わり、若い時とはまた違った大人の魅力を見せている。

[ジャンル:R&B]

プレシャスプレシャス
(1992/10/21)
シャンテ・ムーアキース・ワシントン

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199.All Ends

〜スウェーデンのDIVA 〜
Wasting Life   All Ends


何とも強力な女性ツインボーカルを擁するスウェーデンのヘヴィメタバンドAll Ends(オール・エンズ)。

2003年にスウェーデンの人気メロデスバンドIn FlamesのBjörn Gelotte(ビョーン・イエロッテ)とJesper Strömblad(イェスパー・ストロムブラード)のセカンドバンド として結成された。

女性ボーカルはBjörn Gelotteの妹Emma Gelotte(エマ・イエロッテ)とTinna Karlsdotter(ティナ・カールスドッター)の二人。

その後設立者のBjörnとJesperはIn Flamesの世界的な成功でサポートに回り、同じメロデス系のバンドDark TranquillityのFredrick JohanssonとPeter Mårdklintが加わり、2009年には看板ボーカルの一人Emma Gelotteが脱退してJonna Sailon(ヨンナ・セイロン)に入れ替わった。

《メロデス》とはメロディックデスメタルの略で、基本的には《ゴスメタ》とは違うらしい。
デス声とツインリードギターとメロディアスなシンセが売り。
そのメンバーが作った割には、All Endsはデス声もなくフツーのヘヴィメタバンド。

彼女達のサウンドの特徴は、何と言っても女性ツインボーカル。
男女のツインボーカルはよくあるバンド形態であるが、女性だけのツインボーカルはあまりお目にかかれない。

その上、一人でも十分と思えるほどそれぞれがパワフルに歌うので迫力満点。
声質も似ていて、特にハイトーンでのコーラスワークは圧巻の一言。

この曲は、2007年(E.G 26歳、T.K 27歳)のアルバム《All Ends》から。

よくを言えば、バックのギターサウンドに、もう少しシャープさと控えめさがほしいところ。
要するにツインボーカルをもっと強調してほしいだけであるが、ヘヴィメタファンの人にはこのくらいの方がいいのかもしれない。

[ジャンル:Rock]

オール・エンズオール・エンズ
(2008/02/20)
オール・エンズ

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198.Vanessa Rubin

〜USのDIVA 〜
It's Probably Me   Vanessa Rubin


女性Jazzシンガーの中で長年の間愛聴シンガーとして君臨しているVanessa Rubin(ヴァネッサ・ルービン)。

実は彼女が世界的に人気があるのかどーかはよく知らない。
世界的に有名な女性Jazzシンガーといえば古くはBillie Holidayなどたくさんいるが、最近のJazzシンガーだとDianne Reeves,Diana Krall,Natalie Cole.Cassandra Wilson,Dee Dee Bridgewaterあたりか。
いずれにせよ彼女の名前はあまりあがってこないような気がする。

若いころはクラブシンガーとしてキャリアを積み、1991年に34歳でデビュー。
それ以来《ジャズジャズしている》女性ジャズシンガーの中では一番聴いている回数が多いと思う。

いつもの如く、こーいったシンガーは《何がいいのか?》と聞かれても答えに窮する。
あえて考えても《彼女の声と歌い方が気に入っている》と当たり前のことしか出てこない。

これではレビューにならないので、もう少し付け加えるとまずは発音が綺麗。
まるで英語の教材に出てくるような発音。
加えてジャズボーカルにしては歯切れが良くてシャープな歌い方。

それなのに情感豊かに聴こえるのは、独特の余韻のつけ方。
語尾が小さく短い音で必ず残っていて、それが心地良い。
この余韻のおかげで彼女独特の世界が展開されているように思う。

この曲は、1995年(38歳)のアルバム《Vanessa Rubin Sings》から。

1957年生まれの割にはデビューが遅かったせいか、アルバムは7枚しか出していない。
どのアルバムも洗練されていて、小粋なバーなんかのBGMには《もってこい》のサウンドである。

[ジャンル:Jazz]

Vanessa Rubin SingsVanessa Rubin Sings
(1995/09/26)
Vanessa Rubin

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197.Lesley Roy

〜アイルランドのDIVA 〜
Come Back   Lesley Roy


イギリスの西に位置するアイルランド出身のRock系シンガーLesley Roy(レスリー・ロイ)。

アイルランドはほぼ北海道くらいの大きさの島国であるが、世界的にはかなり有名な国。
《アイリッシュ・チョメチョメ 》と名前がつくものは山ほどあるし、ゴルフコースも有名。
経済も好調でIT産業、医療品等の先端産業も盛ん。

音楽もEnyaやU2など世界的な大物も輩出しているし、サウンド自体も一般的な欧米の音楽とはちょっと違っていて、いわゆるケルト系サウンドを展開する。
そんな国から2008年にデビューしてきた彼女は、7歳からギターをはじめソングライティングするようになったらしい。

サウンド自体はRock系なのであるが、やはりアイリッシュらしさが溢れていて非常に出来がいい。
ガールズロックの世界でも個性といいソングライティング能力の高さといい一歩抜きんでている。

声質はジャケットの写真からは想像が付きにくいハスキーボイス。
しかし、実際のご本人の映像をみると意外とたくましいので納得感はある。

この曲は、2008年(21歳)のアルバム《Unbeautiful》から。

このアルバムと同名の曲《Unbeautiful》が欧米でヒットしたが、個人的にはこちらの曲の方がアイリッシュっぽくて好み。
しかし、どの曲もバックのピュアでハードなサウンドと彼女のハスキーボイスとのコンビネーションが哀愁を感じさせ、まとまりの良い完成度の高いアルバムに仕上がっている。

[ジャンル:Pop,Rock]

UnbeautifulUnbeautiful
(2008/09/30)
Lesley Roy

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196.Melissa Manchester

〜USのDIVA 〜
Don't Cry Out Loud   Melissa Manchester


Bette Midlerに見出されバックコーラスをしていたMelissa Manchester(メリサ・マンチェスター)。

15歳からプロのシンガーとして歩み始め、クラブで歌っているところをBette Midlerにスカウトされバックコーラスに参加。
その翌年の1973年に本格的にソロとして活動を開始した。
70から80年代にかけて幅の広いジャンルの曲を歌いPopスターの地位を築いた。

1951年生まれで芸能生活ん十年の大ベテラン。
年配の方の中には彼女の歌で青春の1ページを思い出す人も多いと思う。

個人的には誰が歌っているのかは知らなかったが、何故かこの曲自体はよく知っていた。
いわゆる昔のPopの名曲の一つで、もし日本だったらNHKの懐メロ番組に登場しそうな曲。

ビブラートを多用する昔風の歌い方がこの曲調によく合っていてノスタルジーを誘う。
アルバムも多数リリースしているので長年根強い人気をキープしているようである。

この曲は、1978年(28歳)のアルバム《Don't Cry Out Loud》から。
1997年のベスト盤《The Essence of Melissa Manchester》にも収録。

この曲自体数多くのシンガーが歌っているが、元歌は彼女だと思っていたら本当はオーストラリア出身の男性シンガーPeter Allen(ピーター・アレン)が1971年にリリースした曲らしい。

しかし《声を出して泣かないで》と勇気付ける曲なので、男よりは女性ボーカルの彼女の方がいい。

[ジャンル:Pop]

The Essence of Melissa ManchesterThe Essence of Melissa Manchester
(1997/05/20)
Melissa Manchester

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195.Bianca Ryan

〜USのDIVA 〜
That's Not Me   Bianca Ryan


2006年にアメリカのTVオーディション番組に出場したBianca Ryan(ビアンカ・ライアン)。

この番組の中でJennifer Hollidayの名曲 《And I Am Telling You I'm Not Going》を熱唱したのは11歳のとき。
この曲はJennifer Hollidayの言わば《オハコ》曲で、プロでも歌うのが難しい曲。

そんな曲を彼女が歌い始めると会場にはどよめきが起こり、審査員は唖然とした表情で首を振るばかり。
歌い終わればスタンディングオベーションの拍手大喝采状態。

後にわずか11歳のあどけない少女がこの難易度の高い名曲を歌いあげたことが世界中に知れ渡るところとなり、事実上彼女は世界デビューを果たしてしまった。

その後、当然の如く優勝し、同年の2006年に早々とデビューアルバムをリリースした。
このデビューアルバムはいわゆるカバーアルバムで、この時に歌った《And I Am Telling You I'm Not Going》も収録されている。

しかし、これは話題に便乗した《のど自慢》的なアルバムなので彼女のシンガーとしての魅力はあまりない。
とはいっても、他の有名な曲も難なく歌いこなしているのでやはり実力はある。
個人的には最初からオリジナルのアルバムで戦慄のデビューを果たしてほしかったところ。

この曲は、2007年(13歳)のEP盤《That's Not Me》から。

デビューアルバムから打って変わって疾走感溢れるハードPop。
緩急の付け方やバックコーラスの入れ方など《ハードPopはこーやって作るんだ》と言わんばかりのお手本のような曲。
こーゆうRock調の曲でも難なく歌いこなし違和感はないが、彼女にとっては少し簡単すぎるかもしれない。

プロの世界は歳はあまり関係無いので、ここからが正念場といったカンジ。
是非彼女には新世代らしく、例えば仰々しいR&BとPOPとヘヴィメタを融合したような新しいタイプの音楽を歌ってほしいものである。

[ジャンル:Pop]

icon
   That's Not Me
   Bianca Ryan


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194.Phyllis Hyman

〜USのDIVA 〜
Waiting For The Last Tear To Fall   Phyllis Hyman


1995年45歳のときに自ら命を絶ったPhyllis Hyman(フィリス・ハイマン)。

自殺した理由はよく知らないが、コンサートの当日に《I'm tired. I'm tired》と書置きを残し睡眠薬を多量に服用したらしい。

70年代後半から90年中盤のR&Bシーンで活躍し、数多くのヒット曲を残している。
死後も未発表曲など数多くのアルバムがリリースされている。

若い時にジャズシンガーとして歌っていたところをスカウトされメジャーデビュー。
ダンスナンバーやジャズテイストを感じさせるR&Bでヒットを放ち、一見順風満帆に見えていた。
個人的にも歴代のR&B女性ヴォーカルの中ではトップクラスに位置するシンガー。

元々ジャズシンガーだった影響なのか彼女のサウンドはジャズとファンクが融合したR&B。
ダンスナンバーも良いがミディアムテンポの落ち着いた曲も逸品。

世間にはこの手のサウンドは多いが、流行りモノが多くヴォーカル主体の聴かせるタイプのシンガーは少ない。
彼女には心に痛みを抱えていたせいかその歌い方にスゴみというか説得力がある。
歌い方も情感豊かで、威厳を感じる堂々とした歌いっぷり。

この曲は、1995年(45歳)のアルバム《I Refuse to Be Lonely》から。
2006年のリイシュー盤《I Refuse to Be Lonely/Forever with You》にも収録。

これは生前に制作された最後のアルバムで亡くなった年にリリースされたもの。
タイトルがやや意味深であるが内容は落ち着いた大人の雰囲気が漂う好アルバム。

この曲は、後にリリースされたベスト盤には収録されていないが一番気にいっている。
その他の曲にしても彼女のようなシンガーが他にいないことから、長年に渡って聴いている愛聴シンガーのひとり。

[ジャンル:R&B]

I Refuse to Be Lonely/Forever with YouI Refuse to Be Lonely/Forever with You
(2006/09/28)
Phyllis Hyman

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193.India

〜プエルトリコのDIVA 〜
Soy Diferente (Salsaton)   India


名実共に《サルサの女王》二代目に君臨するIndia(インディア)。

La India(ラ・インディア)とも呼ばれ、本名はLinda Belle Caballero(リンダ・ベル・カバレーロ)。
幼い頃から伝説的なインディアンの酋長の娘に似ていたためIndiaと呼ばれていたらしい。

一代目女王は言わずと知れたキューバ出身のCelia Cruz(セリア・クルーズ)。
彼女が活躍した年代はかなり前なのでIndiaの方が馴染みがある。

元々はサルサシンガーではなく、ヒスパニック系のR&Bシンガーとしてデビュー。
ダンスチャートでヒットを飛ばしていたが、1992年ラテンミュージックの大御所Eddie Palmieriとのコラボを契機にサルサシンガーに転向した。

1996年にはJazz,Hip Hop,Latin,Salsaなどの音楽を融合させたニューヨリカン・ソウル(ニューヨーク生まれのプエルトリコ人の音楽)のプロジェクトに参加して、《Runaway》の名曲を歌った。
この曲が収録されているアルバム《Nuyorican Soul》は大ヒットして、クラブミュージックの世界では名盤扱いされている。

彼女のサウンドは、サスガ男優位のサルサ業界で渡り合えるだけあって非常に力強く男性的。
サルサはバックの演奏にメリハリがあるので、《ヘナヘナ》歌っていたのでは負けてしまう。

実際サルサ業界で活躍する女性シンガーは数少ないし、あまり人気もでないとされている。
そんな中、長年に渡って女王に君臨するだけあって堂々たる歌いっぷりが印象的。

この曲は、2006年(36歳)のアルバム《Soy Diferente》から。
このアルバムにはReggaeton(レゲトン)バージョンも収録されている。

Reggaetonはプエルトリコ人によって生み出された音楽で、レゲエ調のスペイン語Hip Hopといった感じの音楽。

Salsa自体古臭いイメージもあり一時は衰退気味な時期もあったが、こういった新しい音楽を取り入れることでまだまだ進化している。

[ジャンル:Latin]

Soy DiferenteSoy Diferente
(2006/01/31)
India

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192.Jessie Daniels

〜USのDIVA 〜
What I Hear   Jessie Daniels


ニューヨーク出身のクリスチャン系ロックシンガーJessie Daniels(ジェシー・ダニエルズ)。

子役出身で、幼い頃からテレビや映画などにに出演していたらしい。
2003年から自身のサイトで数曲のEPを発表し、2006年にデビューアルバムをリリースした。

彼女のようなガールズロックというと必ず引き合いに出されるのがAvril Lavigne。
2002年のデビュー以来世界中で旋風を巻き起こしたスーパースター。
確かにルックス、ソングライティング、歌い方、パフォーマンス、プラスαの魅力など総合的に見て数年に一人といった逸材であるのは間違いない。

Avril Lavigneの登場以来デビューするRock系女性シンガーは何かと比較されるので大変だと思う。
スーパースター相手に比較してもしょーがないような気がするが、彼女に対抗できるのはKrystal MeyersとかKelly Clarksonくらいか
まあ彼女たちも十分逸材ではあるが・・・・

そんなガールズロックの世界でデビューした彼女のサウンドは、少々荒削りながらも健闘していて痛快なロックを展開する。
声質もロック向きで、あまりハスキーでないところが今風でいい。

この曲は、2006年(19歳)のアルバム《Jessie Daniels》から。

全曲ソングライティングしているらしいし、まだ若いので有望株のひとり。
Avril Lavigneの登場でガールズロックファンになった人も多いと思うので、温かく聴いてあげるのがいいのでは・・・・

[ジャンル:Rock,Pop]

Jessie DanielsJessie Daniels
(2006/06/06)
Jessie Daniels

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191.Hanna Pakarinen

〜フィンランドのDIVA 〜
Heaven   Hanna Pakarinen


デビュー前には製糸工場のフォークリフトの運転手をしていたというHanna Pakarinen(ハンナ・パカリネン)。

アマチュア時代に昼はバイトで夜はクラブで歌うというのはよく聞く話であるが、フォークリフトの運転手というのはいささか変わっている。
夜は地元ローカルバンドRainedで歌っていたらしいが、2003年にフィンランドのオーディション番組《Idols》に出場して初代チャンプになった。

2004年のデビュー後は、フィンランド国内で人気が上がりセールスも好調に推移。
2007年にリリースしたサードアルバムに収録されている《Leave Me Alone》でユーロビジョンコンテストにも出場し、その名をヨーロッパに広めた。
この曲は、特に激戦区のスウェーデンやUKでもヒットし知名度をさらに高めた。

そんな彼女のサウンドは、根底に力強さを感じるRockテイストのPop。
昼のバイトにウエイトレスではなくフォークリフトを選ぶだけはある。

といっても《男勝り》というのではなく、彼女の力強さはとても女性的で、あまりメリハリをつけない歌い方が特徴。
このあたりが、北米系のRock系女性シンガーと趣が異なるところ。

この曲は、2004年(27歳)のアルバム《When I Become Me》から。

カナダの大御所ロックシンガーBryan Adamsの1984年のヒット曲のカバー。
曲の出来の良さはいうまでもないが、曲調が女性的なので彼女にはピッタリ。

こんなカンジの曲が彼女の良さを引き出すと思うので、無理にRockに走らないでPop系がいいのでは・・・・。

[ジャンル:Pop,Rock]

When I Become Me

Hanna Pakarinen

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190.Lucie Silvas

〜UKのDIVA 〜
What You're Made Of   Lucie Silvas


ヨーロッパらしいしっとりとした音楽を展開するシンガーソングライターLucie Silvas(ルーシー・シルヴァス)。

一般的に音楽大国といわれている国は、US、UK、カナダ、スウェーデン、ブラジル、中国(香港、台湾)あたり。

USは何でも有りの《チョー》が付くほどの大国であるが、その他の国は割とそれなりにカラーがあるように思う。
もちろんこの御時世なので何でも有りに近づいているのではあるが、新しい曲を聴いたときにはこのカラーが頭をよぎる。

特に女性ボーカルに関しては、UKは割と伝統を大事にした新旧融合音楽、カナダは大陸を感じさせるスケールの大きさ、スウェーデンは感性と知性が融合したカンジ、ブラジルは独特の浮遊感、中国は感情を控えた淡々としたカンジといった具合。

彼女のサウンドを最初に聴いたときは、UK、スウェーデンあたりのヨーロッパの北の方が浮かび、その後カナダテイストも少し入っているような感じがした。

USらしさはほとんどなく、最近にしては珍しいヨーロッパサウンドに徹した音楽。
アジア人も昔から割とこのヨーロッパサウンドが好きなんだと思っていたが、最近はUSに押され気味で影が薄い感じがする。

日本での人気はよく知らないが、個人的にはこの徹しているあたりに好感がもてる。
ところどころビミョーに音を外す歌い方が、哀愁、切なさを感じさせ、歌が上手いというよりは味のある歌い方をするシンガー。

他のミュージシャンに曲を提供するソングライターでもあり、曲調はいわゆる昔風の正統派Pop系の曲が多い。
斬新さや強烈なインパクトは無いが心地よい旋律を巧みに繋げる才能はあり、安心して聴ける。

この曲は、2004年(27歳)のアルバム《Breathe In》から。

彼女はヨーロッパの非近代的な部分を感じさせる今では珍しいタイプのシンガー。
《めちゃウマ》でないところに親近感が湧くのか、タマに妙に聴きたくなるシンガーのひとりである。

[ジャンル:Pop]

Breathe InBreathe In
(2004/10/11)
Lucie Silvas

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189.Monica

〜USのDIVA 〜
Angel Of Mine   Monica


14歳でデビューした割にはとても落ち着いたR&Bを展開するMonica(モニカ)。
本名はMonica Arnold(モニカ・アーノルド)で、女優でもある。

1995年にデビューアルバムをリリースし、シングルカットされた《Don't Take It Personal》がヒット。
1998年には1歳違いで同時期にデビューしたBrandy(ブランディー)とコラボシングル《The Boy Is Mine》をリリースしこれまたヒット。

Brandyとは何かと比較され本人達もライバル視するほどであったが、この二人が手を組んだことが話題になり、曲はそれぞれのセカンドアルバムに収録された。
この企画が功を奏し、若手シンガー二人の知名度が世界的に広まった。

そんな彼女のサウンドは、ティーンズR&Bシンガーらしからぬ落ち着きのある歌い方。
当時は歌の上手さがやたら強調されていた気がするが、Brandyに言わせると《ヴォーカルに手を加え過ぎ》らしい。

個人的にはそんな印象はなく、極めてオーソドックスな歌い方で逆にR&Bにありがちなアクの強さが感じられないくらい。
どちらかというとBrandyは現代風でMonicaは昔風な歌い方をするので対称的ではある。

この曲は、1998年(18歳)のアルバム《The Boy Is Mine》から。

1997年にUKのR&BガールズグループEternal(エターナル)がリリースしたヒット曲のカバー。
Eternalの方がソウルっぽい歌い方をし、彼女の方はR&BというよりFolkに近い歌い方で少し印象が違う。
好みは分かれるかもしれないが、どちらが歌ってもいい曲であるのは間違いない。

[ジャンル:R&B]

The Boy Is MineThe Boy Is Mine
(1998/07/15)
Monica

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188.Joy Enriquez

〜USのDIVA 〜
Uh Oh   Joy Enriquez


デビュー後めっきり音沙汰が無くなったJoy Enriquez(ジョイ・エンリケス)。

1995年11歳の時にUSのオーディション系番組《STAR SEARCH》 に出場して11週連続勝ち抜くという快挙を成し遂げた。
大手レーベルからオファーを受けるがBabyfaceのファンであったことから、BabyfaceとL.A.Reidが設立したレーベルLaFace Recordsのオーディションを受けそのまま契約した。

1999年に映画《Anna and the King》の主題歌《How Can I Not Love You》でデビュー。
2000年にシングル《Tell Me How You Feel》、2001年にデビューアルバムをリリースした。

2004年にDestiny's Child,Brandy,Jennfer Lopez,Mary J.Blige,Backstreet Boys,Britney Spearsraらを手がけたDarkchild(ダークチャイルド)名義でも知られるR&Bの大物プロデューサーRodney Jerkins(ロドニー・ジャーキンス)と結婚。

その後あまり音沙汰が無いが夫婦でIndiesレーベルを立ち上げたとの話もある。
ダンナが超有名人で稼ぎ頭なのでそんなに《アクセク》して働く必要もないのであるが・・・・

そんな玉の輿シンガーの彼女のサウンドは、Latin色の強いMariah Careyそのもの。
声質、歌い方が若い時のMariah Careyに似ていて、パーティーネタでモノマネを披露すれば《大ウケ》するに違いないほど。
ダンナの影響かLatinからR&Bへ曲調も変化してきて益々似てきたが、大人っぽい感じも出てきた。

この曲は、2001年(23歳)のアルバム《Joy Enriquez》から。

ラテン系のセクシー美人で、少しタレ目のところがおっとり感を出している。
もしの話など無意味だけれど、ビッグスターになれる要素は持っていたので玉の輿に乗らなければどーなっていたのか興味はある。
個人的にはダンナがなんと言おうとLatinテイストは残してほしいと思っている。

[ジャンル:Pop,Latin,R&B]

Joy EnriquezJoy Enriquez
(2001/09/25)
Joy Enriquez

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